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2005.04.18

王様の独り言(119)/わからないのが面白い『真夜中の弥次さん喜多さん』

『真夜中の弥次さん喜多さん』、いいっすねえ。
クドカン(今作では、くど監とでもいうべきか…)ワールド全開で、サイコーでしたよ。
ストーリーをわかろうとしても、大抵の人はわからないと思うんですよ。
そのわからなさを自分の中に受け入れられるかがキーなんですよね。
でもって、受け入れられた時、くど監ワールドの一員になった気がして、ひとつのステータスになるんですよ。
・・・って、例えがわかりづらいですね。
なにはともあれ、革命的な作品ですよ。
例えば…、生瀬勝久がかわら版役で出ているんですが、その役柄が活躍するのは、ほんの一瞬なんですよ。ところが、江戸の町民が踊っているシーンでは生瀬も一緒に、踊り子のひとりとして踊っているんですよね。
そんな贅沢感がいいんですよ、ヒジョーに。
古田新太や妻夫木聡、寺島進、毒蝮三太夫に板尾創路の使い方もしかり。
竹内力がVシネさながらのドスの利いた役柄だけど、顔に“笑”の文字をモチーフにした化粧を塗ったくっているという、そんなことが他じゃできますかって。
中村勘三郎を襲名した中村勘九郎が息子(中村七之助)を目の前に、新聞紙で作った兜をかぶり、ほっぺた赤くしてランニングシャツにデカパンでバカ王役なんって、そりゃ贅沢の極みですって。
ワイルドな芝居が光っていた長瀬智也も良かったデスねえ。
豪快なホモの役で、中村七之助のたまきん引っ張って引っ張って、口に噛むシーンもあったりで、

“そんなナンセンスオンパレードがGOOD!!”

もちろん、底辺には人を愛することが描かれてますので、その点はお見逃しなく。
松尾スズキ、阿部サダヲ、荒川良々くんなどという、大人計画面々も大活躍です。
特に良々くん、見せ場充分でしたね、サイゴのサイゴまで。
この映画がピタッと来た人は、間違いなく、オイラと気が合います。
まあ、合ったからって、どうってことないんだけど。。。
オイラが観に行った日本一の観客動員数を誇る劇場で、日曜最終回10人ちょっとという大変なオサビシ山のスナフキン状態。
ちなみに、この映画のスタッフにオイラの知り合いが名を連ねているんですけど、相当青くなってるんじゃないかと勝手ながら心配しております。

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