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2004.01.19

ホラー?モンスター?サスペンス?『着信アリ』

去年、韓国産の映画で『ボイス』という、携帯電話を使ったホラーがありましたが、
確実に、『着信アリ』の方が見応えありましたよ。
『ボイス』は“効果音で驚かす”という感じでしたが、
『着信アリ』は、本当に怖かったですからねえ。
一緒に観に行ったラフティくんは、心底怖がっていましたよ。
終盤の舞台なんて、廃墟となった病院ですよ、
そりゃ、雰囲気だけで怖いですって。
あ、そうそう、『ボイス』は“子供が怖かった”というのもありましね・・・

ただ、手放しに怖いと言える映画でもないんですよね、矛盾しておりますが。
この作品は、“ホラー”というジャンルにだけに括られるってわけでもないんですよ。
途中、“モンスター”チックな要素もありましたし、
“サスペンス”的要素もありましたからねえ。
そこらへんが、ちょっと散漫としているのが、
オイラから言わせると、ただ単に、怖いと言えなかったのですが。。。

天才・秋元康は嫌いですが、アイデアは秀逸でしたよ。
携帯に自分の番号からかかってくるが、
着信番号は未来の日付で、その日付は自分の死ぬ時間を指していて、
残されたメッセージは、自分のが死ぬ間際の声。
ただの恨み辛みのホラーではなく、主人公のトラウマを絡ませたり、
呪いの謎解きにも裏切りの二重構造が潜んでいたりと、大したモンでしたよ。
裏を返すと、その部分が散漫さを象徴しているともいえるのですが。
おまけに、謎解きが複雑すぎて、
最後は、ワケわからない状況になってしまっているんですよ。
とはいうモノの、もう一度観ようとか、原作を読もうなんて気にもならないんですよね。
まあ、原作とは、だいぶ違ったストーリーらしいのですが。

テレビを強烈に皮肉っているのは、面白かったですねえ。
死の予告電話の噂も広がり、テレビ局もほっておかなくなるんですよ。
挙句の果てには、死の予告電話のあった女子大生をとっ捕まえて、
死ぬ時間に合わせて、除霊を生中継で放送して・・・しかも、夜10時の時間帯ですよ。
よくもまあ、そんな時間にぶち抜けたなあという思いと、
不謹慎ながら、実際に放送してたら、オイラも見ただろうなあなんて思ってましたよ。
結局は、除霊なんてなんのその、その女子大生は無残な死に方をするのですが、
なんか、今の流れである、視聴率優先主義が見えていて、面白かったですね。

柴咲コウが、なかなかよかったですね。
驚いたり、怖がっているのが、ビシビシ伝わってきましたよ。
岸谷五朗がチラッと、死に顔をパソコンの中でデータベースを作っている、
オタク入っている葬儀屋役で出ているのですが、
この岸谷五朗が、ある意味、一番怖いのではというツッコミはオイといて・・・

『着信アリ』って言うだけあって、作品での携帯の着信音のインパクトは大なんですよ。
モノが、死の予告電話ということもありまして、頭の中に非常に残ってしまうんですよ。
『着信アリ』で特別携帯サイトをオープンしていて、
その着信音もあるということで、接続してみると、
ダウンロード先は『選べるJ-POP』、しかも有料会員になるべし。
着メロは欲しかったんですけどねえ、
月会費払ってまで欲しいとは思いませんでしたよ。
いい商売、してやがりますよ。

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