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2003.10.10

ついつい演劇評をやっていた頃の癖が出てしまいました

ちょっとした知り合いが出ているのでお誘いを受けまして、
劇団【エル】というトコのお芝居を観に行きました。
そのコというのは、演じることはズブの素人で、
何の因果か、舞台に登場することになったんですよ。
人づての情報によると、体が弱い体質なのに、
よくぞここまでというくらいの練習を積んだらしいですね。
この劇団というのは、ミュージカルをテーマに設けているらしく、
ボイストレーニングも受けて、相方と歌まで披露してましたよ。
スゴイのは、演技が様になっているんですよね、
まるで劇団ピッコロかょ!というくらいで、練習の努力が実ってましたね。
1ヶ月かそこらの練習で、素人をそこまで育て上げたのは、
この劇団はスンバらしいんですよ。
肝心なトコで、大チョンボをやったのは、
本人のキャラクターを踏まえて、ご愛嬌ということで。

で、3000円という入場料を払った、
お客さんの立場で話をさせていただくと、どうなんでしょうかねえ…
作・演出者は自分なりのテーマがあって、本を書いていて、
言いたい事はなんとなくわかるんですけど、
観客のオイラには、舞台コンセプトが全然伝わってこなかったんですよ。

雑誌を例にすると、キャッチコピー(見出し)ってあるじゃないですか。
このキャッチコピーというのは、かなり大切なもので、
その一言で読者が興味を引くかどうか、
雑誌を購入するかどうか、賭かってくるんですよね。
作り手として、陥りやすいのは、ヘンに凝ってしまって、
逆にユーザーにわかりやすくなってしまうこと。
いちいち本を手にするお客さんに、
このキャッチコピーは、こうこうこうでヒネって名付けたんですよなんて、
説明できないじゃないですか。
キャッチコピーがわかりやすいモノで、
ユーザーが興味を引くモノかどうかって、かなり大事なことなんですよ。
自己完結・自己満足では伝わらないんですよね。

舞台自体、かなり凝ったお話なんですよ。
ただ、何を伝えたいのかという柱が見えづらかったですね。
雑誌で言うトコの、キャッチコピーがわかりづらいというんですかね。
こういうことを言っちゃいけないんですけど、
出演者に琴線に触れる華も、見当たらないんですよ。
舞台の柱がしっかりしていれば、
出演者云々なんてトコには目は行かないんですけどね。
1500円なら許せるけど、3000円だと思わず考えてしまう…誠に申し訳ないです。

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