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2003.09.23

あのスケールは劇場で味わうべし『HERO 英雄』

映画館に良く人や、テレビで深夜番組を見ている人は、
『英雄』の予告を目にした経験があると思いますが、
オイラは、あの予告を見せられ続けることによって、
『英雄』を観に行きたくなったクチなんですよ。

あの予告が人の心を惑わす、大変な曲者でして、
画面に、長空・残剣・飛雪・無名なんて、どで~んと登場人物の名前が現れて、
バシバシと懸命に戦っている様を見せられたら、
大勢の敵を目掛けて、負け戦覚悟の戦を挑む4人ってなか感じで、
まるで『里見八犬伝』とか『七人の侍』的な映画で、
今までの憂さを晴らしてくれる、
痛快で、観た後にスカ~っとする感じかと思ったんですけどね、

これが、あくまで予想は予想の話で、全然違う、深い映画だったんですよ。
ジャンルとしては、武侠小説というらしいですね。
武術と任侠をテーマに、刺客・任客・剣侠・女侠が取り乱れて、
懐絶なチャンバラを繰り広げる、壮大な歴史伝奇ロマンだそうですが。

大量の弓矢が降り注ぐ様だとか、1人の人間を取り囲む軍隊だとか、
『マトリックス』班が担当していたワイヤーアクションといい、
とにかくスケールがデカイんですよ。
角川春樹の渾身の作品の『天と地と』なんて、おコチャマも、おコチャマですって。
このスケール感を味わうがためにでも、映画館で観に行くことをオススメしますよ。
『マトリックス』に代表されるように、
ワイヤーアクションが、昨今、ハリウッドでも多様化されてますけど、
やっぱ、東洋系の作品の方があってますね。

ストーリーの展開としては、3つのお話で構成されているんですけど、
赤・緑・白の色を衣装や景色に使い、
色分けすることによって、1つの1つの話を観せていたのは、
北野武監督の『Dolls』もビックリの効果的で、さすがでしたねえ、芸術的でしたよ。
でもって、こういう歴史を題材にした、オールキャストものの作品なのに、
1時間40分という、親切設計の上映時間も心憎かったですねえ。

但し、そういう感覚を求めて、観に行くとしたら、
いいと思うんですけど、痛快さを求めるのなら、
ちょっと、この作品はオススメできないということも、
付け加えさせていただいておきます。

始皇帝となる秦王を暗殺しようとする物語としては、
『始皇帝暗殺』という映画がありますが、
まだ未見のオイラにとっては、秦王繋がりで見たくなってしまいましたね。

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